【Blender】カメラ視点を遮らない円形の背景壁の作り方

「カメラ視点を遮らない円形の背景壁」の使用例

カジュアル3Dシューティングゲーム等で、円形の背景壁に覆われたステージ設計の時に使える、カメラ視点を遮らない円柱モデルの作成方法。
(マテリアルはタイルパターンの物を推奨)

以下、概要画像。

「カメラ視点を遮らない円形の背景壁」の概要

ダウンロード

  • ライセンス: CC0

面倒臭い人用の『円形の背景壁』

環境

  • Blender Ver: 3.2.2
  • 言語: 日本語

ざっくりした手順

  1. 【Blender側】
    1. テンプレートの円柱メッシュを作成。
    2. メッシュのノーマルを反転。
  2. 【Unity側】
    1. 任意のマテリアルを適用。
    2. Tilingを変更し、見た目を調整。

詳細な手順

  1. テンプレートは「全般」を選択。
  2. 右上のシーンコレクションからCubeを削除。
  3. 左上メニュー下メニュー -> 追加 -> メッシュ -> 円柱
  4. メイン画面左下の「円柱を追加」から各種パラメーターを編集。
    • 頂点: 128
    • 半径: 5m
    • 深度*: 10m
      *(円柱の高さ)
    • ふたのフィルタイプ: なし
      (Unityの側のScaleで調整するので、全体的に切りの良い大きさにしておく)
  5. 左上メニュー下メニュー -> (左側の)オブジェクト -> 編集モードに変更。
  6. 全ての頂点が選択されている状態*で、
    *(全頂点がオレンジ色の状態。
    選択解除してしまった場合は、キーボードのAボタンを押して再度選択)
  7. 左上メニュー下メニュー -> メッシュ -> ノーマル -> 反転
    (見た目の変化はないが完了)
  8. 左上メニュー -> エクスポート -> Wavefront (.obj)
  9. 任意の名前に設定 -> OBJをエクスポート
    (出力された.mtlはマテリアル情報なので、今回は必要ない)

Unityでの使用時

  1. Projectウィンドウに、ドラッグ&ドロップしてインポート。
    (Mesh Compressionが高いとテクスチャが崩れるので、Lowを推奨)
  2. Hierarchyウィンドウに、ドラッグ&ドロップして、「円形の背景壁」をシーンに設置。
    (Scaleは任意の大きさに調整しておく)
    (子のdefaultにMesh Colliderを付ける事で、当たり判定を設定可能)
  3. どこかのアセット*から、コンクリート等の良い感じのマテリアルを探す。
    *(サンプルでは『[Synty Studios] POLYGON Prototype – Low Poly 3D Art by Synty』を使用。
    無料な物では『[Nobiax / Yughues] Yughues Free Concrete Materials』とか良さげ)
  4. 対象のマテリアルを、キーボードのCtrlボタンを押しながら、ドラッグ&ドロップして複製。
  5. シーンに設置した「円形の背景壁」の子のdefaultへ、複製先のマテリアルを設定。
  6. Projectウィンドウ -> 対象マテリアルを選択 -> インスペクター -> Tilingで、テクスチャパターンの詰め具合を調整。

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